ノルウェー出身のシンセ・ポップ・バンドによる1985年にワーナー・ブラザース・レコードから発表されたデビュー・アルバムです。メンバーはモートン・ハルケット(Vo、G)、ポール・ワークター=サヴォイ(G)、マグネ・フルホルメン(Key、G)の3人。母国で1位を記録したほか、英国で2位、米国で15位のヒットを記録、グラミー賞の最優秀新人賞にもノミネートされました。このアルバム、いや、このバンドといえば、何といってもイントロのキーボード・リフがあまりにも有名な全米1位を記録した大ヒット曲1.TAKE ON MEの存在に尽きます。アニメと実写を融合させたPVも画期的で、まごうことなき80年代POPSを代表する名曲です。同曲の勢いを衰えさせない、ハルケットの低音域がデヴィッド・ボウイのような全英8位を記録の2.TRAIN OF THOUGHT、全英1位、全米20位を記録した哀愁漂うメロディの6.THE SUN ALWAYS SHINES ON T.V.、ハイ・エナジーなサウンドの8.LOVE IS REASONも良い曲です。アルバム全体が清涼感に満ち溢れており、ハルケットのファルセット・ヴォイスが楽曲に非常にマッチしております。

”TAKE ON ME"が洋楽との出会いでした。