【私的年間BEST ALBUM:第1位】 商業的大成功を収めた前作「HIGHWAY TO HELL」発表後、ボン・スコット(Vo)が嘔吐物を喉に詰まらせて死亡するという悲劇的な事故を乗り越え、後任に元GEORDIEのブライアン・ジョンソンを迎えてアルバート・プロダクションズとアトランティック・レコードから発表された7枚目スタジオ・アルバムです。バハマはナッソーのコンパス・ポイント・スタジオにて前作に引き続きロバート・ジョン・"マット"・ランジによるプロデュースの下にレコーディングが行われ、全英1位・全米4位を記録、全世界で5千万枚以上を売り上げるモンスター・ヒットとなりました。アルバム・カヴァーが真っ黒なところはTHE BEATLESの「ホワイト・アルバム」の真逆をいっております。メンバーはブライアン・ジョンソン(Vo)、アンガス・ヤング(G)、マルコム・ヤング(G)、クリフ・ウィリアムズ(B)、フィル・ラッド(Dr)の5人。イントロの鐘の音がボンへの鎮魂歌のような1.HELLS BELLS、疾走感抜群の名曲2.SHOOT TO THRILL、ロック史に残る名ギターリフの6.BACK IN BLACK、グラム・ロックのようなキャッチーさを誇る7.YOU SHOCK ME ALL NIGHT LONGといったライヴでもお馴染みのナンバーを始めとしてバンドの代名詞でもある魅力的なギター・リフが豊富に収められた一家に一枚の大名盤です。ブライアンのカミソリ・ヴォーカルを苦手と感じる者もいるかも知れませんが、ハマると「この声でなければ」と感じさせるから不思議です。