＜商品の情報＞
『血の収穫』『マルタの鷹』などで知られるハードボイルド小説の始祖ダシール・ハメット。 実生活でも"男の美学"を貫き通した彼が、もし事件に巻き込まれ、自ら探偵役を果たすことになったら……? そんな魅力的な設定で書かれたジョー・ゴアズの小説を、巨匠フランシス・コッポラの製作総指揮で7年の歳月をかけて映画化。

禁酒法さなかの1928年、サンフランシスコを舞台に、失踪した中国娘を追う探偵ハメットが巨大な陰謀に巻き込まれていく物語を、哀感ただようサックスの音色とセピア調の映像美でムードたっぷりに描き、今や偉大なカルト映画として語り継がれているフィルム・ノワールの傑作である。

ハメット役は「地獄の黙示録」で全米映画批評家協会賞を受賞したフレデリック・フォレスト。監督には「さすらい」で1976年のカンヌ映画祭国際批評家連盟賞を受賞し、当時"ニュー・ジャーマン・シネマ"の旗手として注目を集めていたヴィム・ヴェンダースがあたり、これが米国映画進出第一作となった。

ヒューストン国際映画祭 作品賞、主演男優賞(フレデリック・フォレスト)受賞/セビル国際映画祭作品賞受賞/ランス犯罪フィクション映画祭作品賞受賞

原題 HAMMETT

1985年12月21日日本公開(東宝東和配給)

＜あらすじ＞
中国人の少女が行方不明になり、捜査を開始した探偵ハメットが巨大な陰謀に飲み込まれていく…。