白い肌の異常な夜
レーベル
:
キングレコード
規格品番
:
KIBF-644
フォーマット
:
DVD
バーコード
:
4988003994778
国
:
日本 - Japan
発売日
:
2009年7月8日
収録内容
DVD
1
白い肌の異常な夜
01:45:00
スタッフ:テッド・ハワース
出演:パメリン・ファーディン
出演:ダーリーン・カー
出演:エリザベス・ハートマン
監督:ドン・シーゲル
制作:ドン・シーゲル
原作:トーマス・カリナン
撮影:ブルース・サーティース
出演:クリント・イーストウッド
出演:ジェラルディン・ペイジ
制作:クロード・トラヴァース
出演:ジョー・アン・ハリス
脚本:ジョン・B・シェリー
出演:メエ・マーサー
出演:パッツィー・マティック
出演:ペギー・ドライヤー
音楽[映画制作用]:Lalo Schifrin
脚本:グライムス・グライス
クレジット
出演:ダーリーン・カー
脚本:ジョン・B・シェリー
出演:エリザベス・ハートマン
出演:ジョー・アン・ハリス
出演:パトリック・カリトン
音楽[映画制作用]:Lalo Schifrin
出演:ジェラルディン・ペイジ
出演:バディ・ヴァン・ホーン
原作:トーマス・カリナン
脚本:グライムス・グライス
出演:メエ・マーサー
衣装:ヘレン・コルヴィグ
出演:マット・クラーク
監督:ドン・シーゲル
出演:ジョージ・ダン
撮影:ブルース・サーティース
出演:ペギー・ドライヤー
主演:クリント・イーストウッド
出演:パメリン・ファーディン
出演:パトリシア・マティック
出演:チャーリー・ブリッグス
リリース概要
<商品の情報>
監督ドン・シーゲル、主演クリント・イーストウッド。「ダーティハリー」を頂点としてドン・シーゲルとの第2作、「真昼の死闘」撮影中、トーマス・カリナンの小説「欺かれた人々」を読んで気に入ったイーストウッドは、さっそく監督のドン・シーゲルに小説を渡した。シーゲルも同様にこの企画は大きな可能性を秘めていると同意し、映画化が決定。それはそれまで「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン」のマカロニ・ウェスタン3部作の大ヒットとアメリカ凱旋後の「奴らを高く吊るせ!」「荒鷲の要塞」「マンハッタン無宿」等でアクションヒーローとしての地位を確立していたイーストウッド、そしてそれまでB級アクションやプログラムピクチャーのしがない監督だったシーゲルの両者にとって、まったく新たな試み、新境地開拓へ挑戦する野心作だった。内容は、それまでのアクションや西部劇から一転、女性の恐怖を描くゴシック風のスリラー。しかし公開当時、宣伝用のポスターではイーストウッドが銃をかまえ、あたかも南北戦争で大活躍して勝利を収めるようなアートワークで宣伝され、配給元のユニバーサルでは宣伝方針や公開規模などが揉めに揉めた結果、プレミア上映は中止、急に一斉公開され一週間で打ち切られた。
配給の姿勢に失望と苛立ちを覚えたイーストウッドとシーゲルだったが、作品の出来には両者とも非常に満足していた。特にシーゲルは「私が作った中で最高の映画。多分これから作る作品を入れても最高の作品だ。クリントも非常に喜んでいたのを知っている」と語っている。クリント・イーストウッドやドン・シーゲルの作品は、そのネームバリューの大きさからか何故かアメリカン・ニューシネマの範疇で語られることが無いが、本作「白い肌の異常な夜」は、その内容の地味さと同時代性、そして配給元との関係性において、同じユニバーサル配給のニューシネマ「さすらいのカウボーイ」や「断絶」と非常に似通った運命を辿った作品といえる。所謂“呪われた傑作”である。
また特筆すべきは、本作撮影中にイーストウッドはドン・シーゲルについての短編映画「THE BEGUILED: STORY TELLER」を撮っている。この短編は後にテレビ放映されたらしいが、次に続く初監督作「恐怖のメロディ」の予行演習的な側面を持っている。事実、イーストウッドが初監督作に選んだその「恐怖のメロディ」は、アクションやウェスタンなどイーストウッドが得意としていた、客を呼べるジャンルではなく、「白い肌の異常な夜」をそのまま受け継いだかのような、女性に襲われる恐怖を描くスリラーである。そのようなことからも、本作「白い肌の異常な夜」は、アクションスターではなく映画作家としてのイーストウッドの原点ともいえる作品であり、イーストウッド自身が最も気に入っている作品の一つである。
原題 BEGUILED
1971年12月4日日本公開(ユニヴァーサル映画CIC配給)
<あらすじ>
南北戦争末期、女性のみで自給自足の生活を営む寄宿舎に、足に重症を負った北軍の伍長が運び込まれた。献身的な看病を受けた伍長は徐々に回復するが、世間から隔絶した女だけの世界で欲求不満を募らせる女たちは次第に伍長の魅力の虜になっていく。そして欲望と嫉妬心、競争心に火がついたとき、そこには恐怖の惨劇が待っていた・・・。
監督ドン・シーゲル、主演クリント・イーストウッド。「ダーティハリー」を頂点としてドン・シーゲルとの第2作、「真昼の死闘」撮影中、トーマス・カリナンの小説「欺かれた人々」を読んで気に入ったイーストウッドは、さっそく監督のドン・シーゲルに小説を渡した。シーゲルも同様にこの企画は大きな可能性を秘めていると同意し、映画化が決定。それはそれまで「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン」のマカロニ・ウェスタン3部作の大ヒットとアメリカ凱旋後の「奴らを高く吊るせ!」「荒鷲の要塞」「マンハッタン無宿」等でアクションヒーローとしての地位を確立していたイーストウッド、そしてそれまでB級アクションやプログラムピクチャーのしがない監督だったシーゲルの両者にとって、まったく新たな試み、新境地開拓へ挑戦する野心作だった。内容は、それまでのアクションや西部劇から一転、女性の恐怖を描くゴシック風のスリラー。しかし公開当時、宣伝用のポスターではイーストウッドが銃をかまえ、あたかも南北戦争で大活躍して勝利を収めるようなアートワークで宣伝され、配給元のユニバーサルでは宣伝方針や公開規模などが揉めに揉めた結果、プレミア上映は中止、急に一斉公開され一週間で打ち切られた。
配給の姿勢に失望と苛立ちを覚えたイーストウッドとシーゲルだったが、作品の出来には両者とも非常に満足していた。特にシーゲルは「私が作った中で最高の映画。多分これから作る作品を入れても最高の作品だ。クリントも非常に喜んでいたのを知っている」と語っている。クリント・イーストウッドやドン・シーゲルの作品は、そのネームバリューの大きさからか何故かアメリカン・ニューシネマの範疇で語られることが無いが、本作「白い肌の異常な夜」は、その内容の地味さと同時代性、そして配給元との関係性において、同じユニバーサル配給のニューシネマ「さすらいのカウボーイ」や「断絶」と非常に似通った運命を辿った作品といえる。所謂“呪われた傑作”である。
また特筆すべきは、本作撮影中にイーストウッドはドン・シーゲルについての短編映画「THE BEGUILED: STORY TELLER」を撮っている。この短編は後にテレビ放映されたらしいが、次に続く初監督作「恐怖のメロディ」の予行演習的な側面を持っている。事実、イーストウッドが初監督作に選んだその「恐怖のメロディ」は、アクションやウェスタンなどイーストウッドが得意としていた、客を呼べるジャンルではなく、「白い肌の異常な夜」をそのまま受け継いだかのような、女性に襲われる恐怖を描くスリラーである。そのようなことからも、本作「白い肌の異常な夜」は、アクションスターではなく映画作家としてのイーストウッドの原点ともいえる作品であり、イーストウッド自身が最も気に入っている作品の一つである。
原題 BEGUILED
1971年12月4日日本公開(ユニヴァーサル映画CIC配給)
<あらすじ>
南北戦争末期、女性のみで自給自足の生活を営む寄宿舎に、足に重症を負った北軍の伍長が運び込まれた。献身的な看病を受けた伍長は徐々に回復するが、世間から隔絶した女だけの世界で欲求不満を募らせる女たちは次第に伍長の魅力の虜になっていく。そして欲望と嫉妬心、競争心に火がついたとき、そこには恐怖の惨劇が待っていた・・・。
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