＜あらすじ＞
舞台は明治維新の日本。南北戦争の英雄ネイサン・オールグレン大尉は、近代化を目指す政府軍の指南役として招聘される。かつては名誉と国のために命を懸けた男オールグレン。しかし南北戦争後、彼と彼を取り巻く世界は一変し、今や名誉も誇りも見失い、抜け殻のようになって日本にやって来たのだった。また日本の地にもひとり、自分の生き方“武士道”が崩壊しかけていると感じている戦士がいた。その名は、勝元盛次。より西洋化され交易に都合の良い政府を作ろうと、天皇の側近がサムライの根絶を企てる中、対立する立場の二人は運命の出会いを果す。死をもゆるぎない“武士道”精神に感銘を受けたオールグレンは勝元と固い絆で結ばれてゆく。やがて滅んでゆく運命を選ぶしかないサムライたちの、最後の戦いが始まった…。