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COILのコンポーザーである岡本定義のソロアルバム。バンドもエンジニアも一緒の部屋で録音する、いわゆるバンド一発録りで、限られた機材、しかもごく短期間で録音されたのにも関わらず、驚くべき緻密性を誇り、その音像と岡本の内省的な心情を浮き彫りにしたリリックが更にアルバムの世界観をより深いものにしている。“音像エッセイ”と裏テーマがあるようにエッセイや私小説的な側面もあり、元祖エッセイスト吉田兼好の「徒然草」をサンプリング？した新境地も収録されている。