＜あらすじ＞
亡きロニー・ピーターソンに捧げる 『1978年9月10日…この日のことはけっして忘れない』イタリアGP、モンツァでスウェーデンの英雄ロニー・ピーターソンはスタート直後10数台の凄絶なクラッシュに巻き込まれた。カメラは優勝を目前にしたピーターソンのすさまじい事故を克明に見せる。この映画は、78年公開され、大ヒットを記録した「ポールポジション」に続いて新しい視点で製作されたF1ドキュメンタリーである。今回は、映画スターとして有名なポール・ニューマンが79年ル・マン24時間耐久レースでポルシェ・チームとして出場し、堂々2位に入り、レース界をビックリさせた。フェアレディZを駆ってレースに参加するニューマンのドライビングやスーパー・モトクロス、オートバイ・レース、ホットロッド・レース、その他バギー・レース、ラリーなどあらゆるモータースポーツを取り上げながら、その頂点に立つF1グランプリを描いている。78年～79年のF1GPを中心に80年5月のモナコGPまで取り上げながら、キング・オブ・スポーツといわれる魅力をさぐる。また、数々のすさまじいクラッシュ・シーンを見せながら“何故、命を賭けてまでレーサーは戦うのか”このテーマが、この映画をより、強烈なフィルムにしている。華やかな陰にいろいろなドラマを生むF1GP。79年カナダGPの途中、突然レース場を去り、引退していったニキラウダ、スーパー・スターといわれるラウダの引退はファンにとってミステリアスなナゾであった。