＜商品の情報＞
誰一人、餌食＜＜カモ＞＞はいない。
一つのミスが全てを喰い尽くす。魔界、開幕―

THE MAN, NAMED'KAI', A FALLEN ANGEL LANDED
IN THE DARKNESS, STANDS ON THE TOP OF ALL
WILD GAMBLERS IN TOKYO, A CITY STRUCK BY INFLATION.

「近代麻雀」連載、天獅子悦也原作
根岸拓哉 藤重政孝 趙珉和 小木茂光

孤高の『人鬼』に対し、『包囲網』を形成する魔界の住人たち
勝ちを望んだ瞬間、奈落が口を開ける―

原作において、傀(根岸拓哉)、江崎(趙珉和)、後堂(小木茂光)が一堂に会する「魔界」のエピソードを、新たな要素を加えて再現。物語の舞台は、華僑の江崎が用意した超高レートの裏麻雀。
さらに本作では、新たな打ち手としてプロ雀士の安永が加わり、闘牌の展開に一石を投じている。
江崎、後堂、安永の三者は、共通の目的のために時に協力し、時に出し抜き合いながら傀を追い詰めていく。
最大の見どころは、プレイヤー全員が、互いの思考を読み合う高度な心理戦。プレイヤーたちは、相手の手牌や思考を完璧に先読みすることで、ゲームの流れを支配しようと窺う。そして、この「魔界」の真骨頂は、その先の展開である。
相手の手牌を完全に読み切り、自分が場を支配したと確信したプレイヤーが、ふと自らを疑い始める。その転落のスピードに、麻雀の恐ろしさが凝縮されている。
誰が真の支配者なのか、最後の瞬間まで分からない緊迫した攻防と、強者たちのプライドがぶつかり合う闘牌が繰り広げられる。

＜あらすじ＞
前作において土地成金・月島(布施博)との激闘の興奮が冷めやらぬ中、新たな闇の扉が開かれるエピソード。傀(根岸拓哉)への放銃寸前だった月島の一打を5千万円で買い取った華僑の手先・江崎(趙珉和)は、純粋な強者だけが交わる「魔界」の卓・超高レート裏麻雀の新たな舞台を用意すると宣言。
この卓に呼ばれるのは、前回の対局で取り戻せなかった退職金5千万円と己のプライドを賭ける、月島の元秘書である後堂(小木茂光)。足枷無しで本気で打ち、傀への雪辱を誓う。さらに、表裏二刀流のプロ雀士・安永萬(藤重政孝)も江崎の誘いを受け、「最高に面白い麻雀」を求めて参戦。そして、その中心に一匹狼のギャンブラー・傀が座る。
卓上では、それぞれの欲望と執念を賭け、江崎は、時に他のプレイヤーを巻き込みながらも、傀の上がりを阻止し、傀への会心の一撃を窺う。他家全員から、狙われる傀は、いかに打ち筋を描いていくのか。一点のミスも許されない緊迫感と圧倒的なプレッシャーの中で、麻雀ダークヒーロー・傀と魔界の住人たちによる、互いの全てを喰らい尽くす闘牌が、今、始まる。