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伯爵令嬢リアナは兄の罪により家が没落。すべてを失い路地裏で倒れていたところをかつての想い人である侯爵家の三男、ベレスに救われた。
侯爵家を継いだベレスの専属メイドとして働き始め、穏やかに過ごしていたリアナだったが、ある日、ベレスの叔母から罪人の身内であることをとがめられ「侯爵家の名を汚す」と出て行くよう命じられる。
しかし、そんなリアナをベレスは「ずっと好きだったんだ」と真っ直ぐな想いで引き留めた。互いの気持ちを知った二人は熱く求め合い、公然の仲になるが、二人の関係を決して認めようとしない叔母、さらには行方をくらましていたリアナの兄の存在が徐々に影を落としはじめ……。