ジョン・ボン・ジョヴィ(Vo)を中心に米国はニュージャージーにて結成されたハード・ロック・バンドによるマーキュリー・レコードから発表されたデビュー・アルバム(邦題は「夜明けのランナウェイ」)です。ジョンの従兄弟であるトニー・ボン・ジョヴィとランス・クインのプロデュースによりニューヨークのパワー・ステーション・スタジオにてレコーディングが行われ、全米43位を記録しました。メンバーはジョンのほか、リッチー・サンボラ(G)、デヴィッド・ラッシュバウム(後にブライアンに改名)(Key)、アレック・ジョン・サッチ(B)、ティコ・トーレス(Dr)の5人。この頃はB級臭さすら漂う北欧ハード・ポップの様な哀愁に満ちたサウンドが特徴で後の垢抜けた雰囲気はほぼ皆無ですが、ここ日本ではいち早く人気に火が付き、現在に至るまで良好な関係を築いております。既にTHE ALL STAR REVUE名義で録音されていたイントロのキーボード・リフがあまりにも魅力的な名曲で、後に麻倉未稀がカヴァーした1.RUNAWAYを始め、まるでNEW ENGLANDの様な外部ライターのペンによるハード・ポップ曲3.SHE DON'T KNOW ME、ハードで哀愁漂うメロディの4.SHOT THROUGH THE HEART、ドライブ感に満ちた7.BURNING FOR LOVE、コーラスが印象的なハード・ナンバー8.COME BACK、アメリカン・ハード・ロックらしさ溢れる9.GET READY等の好曲が収録されております。