＜商品の情報＞
日本映画界を代表する昭和の名匠が東宝に残した名作7タイトルをリリース!!
戦前の東宝京都撮影所で活躍し、数々の傑作を生みだした石田民三監督。
そして70年代に東宝社外から起用した加藤 泰監督、神代辰巳監督の手掛けた作品を、＜東宝DVD名作セレクション＞から待望のリリース!

男たちにひとしく愛をあたえた女
その濃く熟れた体臭がやさしく狂おしく 一本の櫛に残された

"エロスと狂気と死"をテーマとした古井由吉の純文学を原作に、ゆれ動く心理描写を通して、男と女と人間そのものを描き出す神代辰巳監督の野心的作品。

＜あらすじ＞
広部(草刈正雄)は恋人・弥須子(桃井かおり)を病気で失った。広部は自分の腕の中で冷たくなっていった弥須子を忘れることが出来ない。霊安室で看護婦に渡された櫛が形見だった。その後、広部は柾子(ジャネット八田)と付き合い始める。柾子は離婚が決まっていて、夫の矢沢(河原崎長一郎)はあけみ(高橋洋子)と同棲していた。しかしあけみは多情な女で、嫉妬心を煽られた矢沢は柾子との関係を修復しようとする。
しかし、柾子は矢沢に殺されそうな気がすると言って、大きな鞄を下げて広部のアパートにやって来た…。