＜商品の情報＞
私は、ずっとここであなたを待っている
彼女は人生のすべてを語りはじめる──。

傑作『ヴァンダの部屋』から20年、鬼才ペドロ・コスタの新たな出発点
カーボ・ヴェルデからの移民女性がロカルノ国際映画祭女優賞受賞の快挙!
自身の名前と同じ主人公を演じたヴィタリナ・ヴァレラ。虚実の狭間で自らの半生を言葉に託し、語りかけるその存在感は見る者を圧倒し、ロカルノ国際映画祭で女優賞を受賞した。『ヴァンダの部屋』(00)から一貫して移民街フォンタイーニャスを舞台に作品を作り続けているペドロ・コスタ監督は、本作でロカルノ国際映画祭で最高賞の金豹賞を受賞。その新たな出発点として絶賛され、世界中の映画祭が招待、リスボンでは多くの女性たちの共感を呼び公開わずか1カ月で2万人を動員するヒットを記録した。

＜あらすじ＞
ひとり、カーボ・ヴェルデからリスボンにやってきたヴィタリナ。彼女は出稼ぎに行った夫がいつか自分を呼び寄せてくれると信じて待ち続けていた。しかし、夫は数日前に亡くなり、すでに埋葬されていた。ヴィタリナは亡き夫の痕跡を探すかのように、移民たちが暮らす街にある、夫が住んだ部屋に留まる決意をする。そして、その部屋の暗がりで自らの波乱に満ちた人生を語り始める。