「ブラジルの至宝」と呼ばれるメロディック・パワー・メタル・バンドによる10枚目、3代目ヴォーカリストである元RHAPSODY OF FIRE等のファビオ・リオーネ加入後では3枚目となるスタジオ・アルバムです。帯のタタキにも記載されておりますが、ドラマティック、テクニカル、ファスト、メロディアス、ヘヴィ、プログレッシヴ、ラテンといったあらゆる要素が凝縮された好盤です。プロデュースは彼らの代表作「REBIRTH」等を手掛けたデニス・ワードが担当。ファビオは歴代シンガーの様な高音を重視するタイプの歌い手ではありませんが、線が太くパワフルな歌唱を聴かせてくれます。「CARRY ON」や「NOVA ERA」といった彼らの名曲群と同系譜のスピード・ナンバー2.RIDE INTO THE STORM、ブリッジで刻まれるギター・リフが心地良い3.DEAD MAN ON DISPLAY、彼らのステレオ・タイプといえる11.GENERATION WARRIORSの3曲はファンの期待どおりのスピード・メタル・ナンバー。テクニカルなベース・プレイを聴かせる4.5.TIDES OF CHANGES、ラテン・グラミー賞受賞歴のあるレニーニを迎えた6.VIDA SECA、アマンダ・サマーヴィルとのデュエットによるバラード12.TEARS OF BLOODも良いアクセントとなっています。