＜商品の情報＞
邪念にからむ血の因果!
身の毛もよだつ榎の怪!
血潮にまみれた三つの怨霊!

稀代の名人と言われる三遊亭円朝が創作した「怪談乳房榎」を映画化

■傑作怪談話を映像化した怪談映画の傑作をHDリマスターで復刻リリース!
■これまで何度も映像化されてきたが、中でも本作は傑出した出来との評価が高く、歌舞伎においては中村屋の人気演目となっている。
■「東海道四谷怪談」のお岩役など新東宝を代表する演技派女優である若杉嘉津子が主演。
■市川崑に師事した加戸野五郎の監督作。時代劇を多く演出し「怪談本所七不思議」「人形佐七捕物帖 花嫁殺人魔」などを監督。

＜あらすじ＞
高名な絵師・菱川重信の妻・きせに一目惚れした浪人・磯貝は、きせの体を目当てに重信へ弟子入りする。ある日、重信は南蔵院の屏風絵を描くために暫く屋敷を開けることとなった。磯貝はこれを好機ときせに言い寄り、あろう事か幼児の命を人質にして強引に我がものとするのだった。さらに磯貝はきせを独占するため重信の殺害を決意する。歯向かう女中を殺し、邪な企みに下男を引き込んだ磯貝は遂に重信を斬殺する。屏風絵が未完となることへの無念を抱え、残す息子を案じながら死んでいく重信。その魂は鬼火と化すのだった。次第に本性を露わにしていく磯貝へ、きせの恐怖と不信が募っていく。不義密通を重ねた上、夫を亡くしたことできせは母乳が出なくなってしまう。泣き続ける幼児を抱き途方に暮れるきせの前に重信の亡霊が現れ、六所神社の境内に立つ1本の榎へ導くのだった。