＜商品の情報＞
波さわぐカプリの島…
海鳴りに恋は激しく燃え 夕なぎに愛はそっと 別れを告げた…

テネシー・ウィリアムズの戯曲を、寓意的に仕上げたジョセフ・ロージーの野心作。
避けられぬ死を前に、なお虚飾にまみれた華美な生活を送るヒロインを、当時36歳のエリザベス・テイラーが演じる。訪れた死の天使に次第に惹かれていく不条理な物語が、地中海を臨む白亜の豪邸という舞台装置で冷徹に描かれる。音楽は007シリーズのジョン・バリー、カメラはインディジョーンズシリーズのダグラス・スローカム、宝石はブルガリ。豪華絢爛な問題作である。

●画面や音声のノイズは原版に起因するものです。予めご了承ください。

＜あらすじ＞
紺碧の地中海を見下ろす白亜の屋敷に、召使と暮らす大富豪の未亡人フローラ・ゴーフォース。不治の病を抱え自身の半生を秘書のミス・ブラックに口述筆記させる。そんな彼女の前に現れる、自称「詩人」の死の天使クリス・フランダース。死神に魅かれつつも、彼女の生命のともし火は、いま儚く消えようとしている…。