＜商品の情報＞
白衣の処女が高原に誓う聖なる愛 愛情への疑惑! 幸福への憧れ!嵐の中の女ごころ

黒澤明の盟友と呼ばれた、早逝の映画音楽の巨星・早坂文雄を描いた作品
高峰秀子と上原謙が共演する恋愛ドラマの傑作が初DVD化!

■『新東宝キネマノスタルジア』レーベル第17弾発売商品!
■41歳で早逝した映画音楽の巨星・早坂文雄をモデルとして描かれた作品。
早坂は「羅生門」「七人の侍」などの音楽を担当し、黒澤明の盟友とも知られて「酔いどれ天使」と本作で第3回毎日映画コンクールの音楽賞を獲得している。
■監督は後に「昭和残侠伝」で一世を風靡した佐伯清。
■主演は高峰秀子で、本作でもその清楚で透明感ある演技が際立つ!
上原謙とは「三百六十五夜」の共演に続き、若原雅夫とは「女性操縦法 "グッドバイ"より」の共演へと繋がる。

＜あらすじ＞
愛生病院の看護婦・北條あき子は、いつものように休日を作曲家・日高の家で過ごしていた。結核を患う日高は、何くれと身のまわりの世話をしてくれるあき子を愛していたが、自身の病いへの不安と作曲が行き詰まる中で生活が困窮している現実を思い、あき子を不幸せにする不安があった。あき子も日高の作曲への直向きさ、その誠実さに好意を寄せていたが、自分の感情が看護婦としての慈愛なのかひとりの女性としての愛情であるかに曖昧さを感じていた。確かに結核の全快、そして素晴らしい曲を創り上げてくれることを願っている。さらには日高との幸せな結婚を望んではいる。しかし現状からそうなる確証が持てない。
そんなある日、一人の青年・三津田があき子の元を訪ねてくる。かつて外地で病いに倒れ、生きる希望を無くしていた三津田は、あき子の手厚い看護を受けて心から救われたと語る。その時からあき子に対する感謝と共に愛情を持ち、内地に戻ってから今まであき子を捜し続けていたのだ。そして三津田はあき子へ結婚を申込む。彼は九州の大会社の社長で、病気とは無縁な健康な体であった。日高の病状や将来を懐疑するあき子の周囲は、三津田との結婚を勧める。突然の事態にあき子は戸惑い悩むのだった。