＜商品の情報＞
「夢を追うのは30才まで」それは、呪縛とも言うべき社会の価値観。
そんな世の中に追い詰められ、犯罪へと導かれる若者の姿を描く異色の衝撃作。

出演は、オーディションを勝ち抜いたリアル29才の俳優陣が集結。30才目前に日本社会でもがき苦しむ「等身大の姿」をさらけ出した。監督は、世界三大ファンタスティック映画祭の1つ、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭のアジア部門で日本人初のグランプリを受賞した藤井秀剛。海外ファンも多い藤井監督の映像トリックと視覚映像美で行き場のない青春感情をサスペンススリラーとして見事に転化。
本作は、二十代最後の悩み、苦しみ、そして恋・・を描いた、今までにない無類の青春犯罪映画だ。

＜あらすじ＞
舞台公演のため劇場に集まった200人の観客。そんな観客たちに日本刀が向けられた。突然に劇場を占拠する出演者たち。彼等に一体何が起きたのか?話は半年前にさかのぼる。樹志は苦悩していた。芝居に全てをかけたい。しかし現実は違った。アルバイトと家をただひたすら往復する日々。人生を変えたい。樹志は親友の将と舞台公演を画策する。それは大きな劇場を使って行う一世一代の賭けだ。しかし肝心の金がない。そんな二人が出会ったのは、ヤクザに転じた高校の頃の先輩だ。『手を汚さないで成功した奴はいない。腹を据えろ』そう語る先輩は二人にある詐欺行為を持ち掛けた。取り分は200万円。それだけあれば芝居ができる。そんな彼らの想いは、大きな過ちの波となって彼らを飲み込もうとしていた。