＜商品の情報＞
名匠エリック・ロメールの世界。
その誘惑の映画術に陶然と浸る至高の喜び─

映画を変革させたヌーヴェル・ヴァーグ（新しい波）の名匠エリック･ロメール監督による連作劇《四季の物語》シリーズ第三作。
ロメール後期における最後の夏休み映画。1995年夏、英仏海峡に面するリゾート地ディナールと、海賊と遠洋漁業の拠点として栄えた港町のサン＝マロを中心に撮影。《四季の物語》で唯一、男性が主人公で、『冬物語』とは対をなす面を持つ。
劇中で何度も歌われる「海賊の娘」はロメールと編集のメアリー・スティーヴンがセバスチャン・エルムスの偽名で共作したもの。綿密に織りなす構成と自由な演出が見るものを魅了してやまないロメール・マジックの極み。

＜あらすじ＞
ガスパールは夏休みを恋人レナと過ごすため、先に一人ディナールを訪れる。ビーチで気の合う女の子マルゴと出会い、親しくなる。レナは現れず、連絡も取れない。やがてガスパールはマルゴの友達でセクシーなソレーヌと急接近。そこに突然、恋人レナがやって来る。彼は3人の女性との関係に右往左往するばかり…。夏の光景の中、彼と彼女らは歩きながら語り、時に走り、また共に歌う。