＜商品の情報＞
名匠エリック・ロメールの世界。
その誘惑の映画術に陶然と浸る至高の喜び─

映画を変革させたヌーヴェル・ヴァーグ(新しい波)の名匠エリック・ロメール監督による連作劇『四季の物語』シリーズ第一作。
花々が咲き、緑芽生える季節。女性の哲学教師とピアノを学ぶ18歳の女の子との偶然の出会いから巻き起こる様々な感情の揺れ動きを軽妙なタッチで描く。
原題は『春物語』。柔らかな光と気温の変化を捉えながら、繊細に設計されたロメールの演出が創り出す会話劇の至芸。主題曲にはベートーヴェン「ヴァイオリン・ソナタ第五番ヘ長調《春》」第四楽章が使われている。

＜あらすじ＞
3月末の金曜日の午後。高校で哲学を教えるジャンヌは、恋人の旅行中、汚い彼の部屋が嫌で自分の部屋に戻るが、その部屋はいとこの女性に貸していた。彼女は知人のパーティで若いナターシャと知り合い、彼女のパリの家に泊めてもらうことに。彼女の母は6年前に家を出ていったきり。彼女には父親と同年代の恋人がいるが、父が付き合っている恋人とは気が合わず反感を抱いていた…。