＜商品の情報＞
―――死神が愛した二人の女―――

日本・香港合作 芥川龍之介の戯曲が香港を舞台に大胆に甦る!

★国際派俳優の競演で贈る、全編香港ロケのファンタジードラマ!
日本・香港合作となり、物語の中核を担う【二人の小町】を演じるのはハンナ・チャンとエリズ・ラオ。
ハンナ・チャンは、ルイス・クーとトニー・ジャーの共演のアクション大作『SPL 狼たちの処刑台』(2017)で主人公の娘役を演じた気鋭の女優。エリズ・ラオは香港で行われたオーディションでもう一人の小町役を射止めた。
二人の小町の運命を握る"死神"を演じたのは、香港をベースに芸能活動を行う日本人の和泉素行。本作が招待された第20回ミラノ国際映画祭では主演男優賞にノミネートされた。ハンナ・チャン演じる小町の職場の上司・黄役は、『パシフィック・リム: アップライジング』(2018)で新田真剣佑と共にイェーガーのパイロットを演じた、国際派俳優ウェスリー・ウォン。香港で活躍する歌手、女優で、三池崇史監督『DEAD OR ALIVE FINAL』(2002)ではヒロインを演じたジョシー・ホーが作品冒頭に特別出演。また、『カメラを止めるな!』主演の濱津隆之が友情出演している。

★原作は芥川龍之介の戯曲
原作は芥川龍之介の戯曲「二人小町」。初出は「サンデー毎日」≪毎日新聞社、1923(大正12)年≫。
生前の単行本収録はなく、没後「芥川龍之介全集」第10巻に収録された。
生きるために女の性を武器にする物語であり、芥川のジェンダー観を語る上で重要との評価がある。

★曽根剛(『カメラを止めるな!』撮影監督)監督作品
メガホンをとったのは『カメラを止めるな!』で撮影監督を務め、第42回日本アカデミー賞の優秀撮影賞を受賞した曽根剛。
監督としても国内外で積極的に活動しており、本作では監督と撮影を同時に担っている。

＜あらすじ＞
香港の街で暮らす同性同名で同い年の二人の女性。ともに小町という名前を持つ二人は片や一流企業のキャリアウーマン、もう一方はモデル志望の食堂のアルバイト。仕事やライフスタイルは異なるが仲の良い友人同士だった。競争の激しい一流企業勤めの小町の支えとなっているのは、記憶の中にある父親とよく似た笑顔の恋人・王(ワン)の存在。ある日、王は小町に思いがけない告白をする。僕は死神なんだ…と。王の告白を機に、二人の小町は自らの夢や執着、男たちの醜い欲望に翻弄され始める――。