元AMERICAN TEARSのマーク・マンゴールド(Key,Vo)、クレイグ・ブルックス(Vo,G,)、グレン・キスカート(Dr)の3人が新たにダグ・ハワード(B,Vo)を迎えて結成した米国はニューヨーク州出身のアメリカン・ロック・バンドによるアトコ・レコードから発表されたデビュー・アルバムです。プロデューサーには後にPRAYING MANTIS等を手掛けるティム・フリーズ＝グリーンを起用、煌びやかなキーボードとコーラス・ワークを中心に据えたサウンドは当時流行の産業ロックに近いものがあり、時折QUEENを彷彿させることも。底抜けにポップでキャッチーな全米65位を記録の2.WHEN THE SPIRIT MOVES YOUとメロディック・ハード・ロックの名曲9.LISTEN (CAN YOU FEEL IT)が個人的にはお薦めですが、スペーシーな全米69位を記録の1.DON'T YOU KNOW WHAT LOVE IS、分厚いコーラス・ワークを聴かせるパワー・バラード3.LOVE DON'T FAIL ME、テクニカルな演奏を披露する4.BLACK STAR、哀愁メロディの6.SO HIGH、QUEEN節全開のダイナミックな8.YES (YOU NEED TO ROCK 'N' ROLL)もなかなかです。本作発表後、バンドは英国はキャッスル・ドニントンで開催されたロック・フェス「MONSTERS OF ROCK」の記念すべき第1回にRAINBOW等と共に参加しました。