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ドキュメンタリー映画の巨匠フレデリック・ワイズマン監督による記念碑的傑作がデジタル・リマスターで甦る!

2014年ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞(特別功労賞)を、そして2016年にはアカデミー賞名誉賞を受賞、1967年の長編デビュー作『チチカット・フォーリーズ』以降、現在に至るまで様々なテーマに挑戦し、製作してきたドキュメンタリー映画界の巨匠フレデリック・ワイズマン監督が、歴史と伝統を誇るフランスの国立劇団「コメディ・フランセーズ」の全貌を撮った記念碑的傑作。企画会議から舞台のリハーサル風景、劇場の全景、演出家や俳優たちの表情から楽屋裏の様子、運営法をめぐる経営委員会や劇団の年金制度をめぐる会議に至るまで、総勢450人もの人々が働く同劇団の舞台裏を克明に描き出す。また作品中においては、ラシーヌ作「ラ・テバイット」、モリエール作「ドン・ジュアン」、マリヴォー作「二重の不実」、フェドー作「アメリーを頼む」といった四つの芝居の模様が記録されている。見るものはその圧倒的体験ともいうべきワイズマン・ワールドに魅了され、幾度も見直すことだろう。