＜商品の情報＞
名匠エリック・ロメールの世界。その誘惑の映画術に陶然と浸る至高の喜び──

【コレクションする女】
映画を変革させたヌーヴェル・ヴァーグ(新しい波)の旗手エリック・ロメール監督の連作恋愛劇「六つの教訓話」シリーズ─二人の女性の間で運命的な愛を知る男というテーマが変奏される─第四作。
アドリアンは恋人の誘いを断り、商談のため南仏サン・とロペへ向かう。するとそこで男たちをコレクションする少女アイデと出会う。自由で奔放、気まぐれなアイデに苛立ちながら、アドリアンは彼女に強く惹かれてゆく。
入り江や木立にさす夏の光と室内を満たす濃い影、日差しの変化と夜の訪れが抑制と解放のドラマを演出する。撮影はロメール作品を支える名手ネストール・アルメンドロス。アドリアン役にはヴィム・ヴェンダース作品で知られ、ハリウッドで活躍するパトリック・ボーショー。第17回ベルリン国際映画祭銀熊賞審査員特別賞受賞。《HDレストア版》

【クレールの膝】
映画を変革させたヌーヴェル・ヴァーグ(新しい波)の旗手エリック・ロメール監督の連作恋愛劇「六つの教訓話」シリーズ─二人の女性の間で運命的な愛を知る男というテーマが変奏される─第五作。
結婚を控えたジェロームは避暑地アヌシーを訪れ、女ともだちのオーロラと再会、その知人の娘ローラに興味を抱く。しかしローラの姉クレールが現れると、ジェロームはクレールの膝に心奪われる。
必要不十分な条件下で彼女の膝に触れようと仕組まれる欲望の冒険。青い湖と緑の山々、日が差し、風が吹き、雨が降る─その自然の手によって、繊細で巧妙な偶然のドラマが展開してゆく。撮影はロメール作品を支える名手ネストール・アルメンドロス。主役ジェロームにはヌーヴェル・ヴァーグの作家たちの作品で活躍、その後、監督にも進出したジャン=クロード・ブリアリ。《HDレストア版》

【愛の昼下がり】
映画を変革させたヌーヴェル・ヴァーグ(新しい波)の旗手エリック・ロメール監督の連作恋愛劇「六つの教訓話」シリーズ─二人の女性の間で運命的な愛を知る男というテーマが変奏される─最後の一編。
妻と幼い娘とともに不自由なく暮らす弁護士フレデリックは、街で見かける女性たちとの恋愛を夢想している。そこにかつて友人の恋人だった女性クロエが現れると、その奔放さに強く惹かれ翻弄されながら、のめりこんでゆく。そして子供の誕生という新たな展開が、決定的瞬間を生むのだった…。
柔らかな光でパリの街を捉えた撮影は、ロメール作品を支える名手ネストール・アルメンドロス。クロエを演じたズーズーはモデル、歌手でボブ・ディランやブライアン・ジョーンズ、またジャック・ニコルソンとも親しかった60年代カウンターカルチャーのミューズのひとり。《HDレストア版》