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『終着駅』『石狩挽歌』『舟唄』『そして、神戸』など、昭和の歌謡史を飾った大作曲家、浜圭介が書き下ろす初の自叙伝です。同じく3月には自らのプロデュースで新曲を発表。それは、久しく歌謡曲の真髄が忘れられているなかで、本当に心を震わせる歌を広めたいという彼の意気込みが作り出したものです。浜は、満州に生まれ、幼少期を青森や北海道で暮らし、成功を夢見て上京し歌手になります。しかし、成功と失敗を繰り返し、挫折の日々を過ごします。そして、ついに、なかにし礼や阿久悠らと出会い、作曲家として確固たる地位を築くのです。昭和を生き抜いた読者に、浜圭介の人生は、大きな共感をもたらすでしょう。巻頭では、当時のレコーディングの様子など、貴重なカラー写真で特集。