＜商品の情報＞
ショウフの子!呪いつつ男を抱き悶える女の血!
虐めぬかれた少女、復讐の時!!

シンガーソングライターの荒木一郎原作コミックを映画化。鬼才・曽根中生監督の演出が冴えわたる。出演は潤ますみ・安田のぞみ他。

「蘇るエロス」、未曾有のラインナップを実現する「ロマンポルノ45周年記念シリーズ」!
「娼婦の子」として生まれ落ちた少女と対照的な従姉妹の少女を描いた問題作。シンガーソングライターであり、「白い指の戯れ」他個性的な俳優としても活躍した荒木一郎の原作コミックを映画化。監督は鬼才・曽根中生。その数奇な生涯と共に、多くの傑作を残した曽根監督のフィルモグラフィー中でも、本作はどの作品にもない映像表現に満ちた傑作であり、待望の初ディスク化が遂に実現!主演は潤ますみ。個性的な相貌とファッションはどのロマンポルノヒロインにも見られない個性と魅力に満ちている。彼女が歌っている寺山修司作詞の主題歌『裏町巡礼歌』は昭和歌謡の傑作として知られている。撮影監督は名手・前田米造。シャープな画調とカメラワークが素晴らしい。名高い「洗車凶行シーン」は必見!
オリジナルネガからのテレシネ、オーサリングによる、HDリマスター初DVD化!

※原版フィルムに起因するお見苦しい部分、お聞き苦しい部分がありますことをご了承ください。
※表現において今日では不適切と思われる部分がございますが、製作者の意図を尊重し、当時上映された内容のままで収録しております。

＜あらすじ＞
夏川真理は幼い頃から孤児院に預けられていた。母のハルは戦後の混乱の中で娼婦として糧を得ていたが、姿を消してしまい祖父の斉木惣一郎に引きとられた。斉木家には、惣一郎と妾のユキ、ハルの姉の久子と娘の洋子、それにハルたちの弟の憲洋がいた。同じ年頃の従姉妹である洋子は"ショウフの子"として真理を蔑みいじめた。十数年後、洋子と真理は東京の大学へ入学し同じアパートで生活することになった。勝手きままな洋子はここでも真理をアゴでこき使ったが、真理はじっと耐えた。ある夜、洋子が男女数人をアパートに連れて来て騒いだ。いやいやながら真理は仲間に入ると、洋子は睡眠薬入りの酒を飲ませた。真理は薬を入れられた事を知りながら酒を飲み干した。やがて意識が朦朧としていき、犯されていく自分を感じていった。翌朝、洋子の車が誰かに汚されていた。婚約者の年男とデートの約束をしている洋子はヒステリックに真理に洗車を命令した。真理は「どうせショウフの子だもん」と自嘲しながら、街やホテルで男を掴まえ小使い銭を稼いでいた。ある日、祖父の死が知らされたが、洋子は真理の帰郷を禁じ自分一人で帰って行った。屈辱に耐えかねた真理の心に、洋子への殺意が生まれていった……。