3度目の全英1位のヒットを記録した英国を代表するヘヴィ・メタル・バンドによる9枚目スタジオ・アルバムで、全米12位、ここ日本においても過去最高の売上を記録した作品です。プロデュースはこれまでに引き続いてのマーティン・バーチとスティーヴ・ハリス(B)自身が手掛けております。複数のメンバーが作曲に関わっているため、バラエティに富んだ作風となっているのも本作の特徴で、スピーディーでアグレッシヴなリーダー・トラックの1.BE QUICK OR BE DEAD、キャッチーなベース・リフの2.FROM HERE TO ETERNITY、叙情性と激しさとが同居した3.AFRAID TO SHOOT STRANGERS、ライヴではオーディエンスがギターによるフレーズとソロをシンガロングすることでお馴染みの名曲12.FEAR OF THE DARKを始め、LED ZEPPELIN的ギター・リフの4.FEAR IS THE KEY、ギター・フレーズがメロディアスな5.CHILDHOOD'S END、のちのブルース・ディッキンソン(Vo)のソロ作にも通じるパワー・バラード6.WASTING LOVE、ドラミングがパワフルな7.FUGETIVE、歌メロがメロディアスな10.JUDAS BE MY GUIDEも良しです。