映画ブレード・ランナーの世界観を彷彿させるアルバム・ジャケット、時間をテーマにした曲名や歌詞、シンセサイズド・ギターを導入した近未来的なサウンドが特徴の6枚目スタジオ・アルバムです。プロデューサーには引き続きマーティン・バーチを起用。その大胆な路線変更に発売当時は物議を醸し出したようですが、それでも全英2位、全米11位を記録し、100万枚以上を売り上げるヒットを記録しています。ブルース・ディッキンソン(Vo)は作曲に関与しておらず、殆どがスティーヴ・ハリス(B)とエイドリアン・スミス(G)のペンによるものです。シンセ・サウンド全開の1.CAUGHT SOMEWHERE IN TIME、当時のバンド史上で最もキャッチーな2.WASTED YEARS、ライヴではシンガロング・パートが大合唱となる4.HEAVEN CAN WAIT、ツイン・リード・ギターのハーモニーが秀逸な5.THE LONELINESS OF THE LONG DISTANCE RUNNER、ギラギラしたギター・サウンドの6.STRANGER IN A STRANGE LAND、スピーディーでメロディアスな隠れ名曲7.DEJA VU等を収録。何だかんだ言ってこれも名盤です。