「メロディを歌いこなせない」などと批判的な意見が多く聞かれた3代目ヴォーカリストのブレイズ・ベイリーを解雇し、ソロ活動が低迷していた前任ヴォーカリストのブルース・ディッキンソンと、それ以前にバンドを脱退していたギタリストのエイドリアン・スミスを呼び戻してトリプル・ギター編成となり、BLACK CROWES、AEROSMITH、DREAM THEATER等を手掛けたケヴィン・シャーリーをプロデューサーに迎えて制作・発表し、全英7位、全米39位を記録した12枚目スタジオ・アルバムです。JUDAS PRIESTの「RUNNING WILD」の様なリフとQUEENSRYCHEの「SPREADING THE DESEASE」の様な歌メロの1.THE WICKER MAN、緊張感漲るイントロにゾクゾクさせられる2.GHOST OF THE NAVIGATOR、得意のギャロップ・ビートを取り入れた3.BRAVE NEW WORLD、ドラマティックで抒情詩的な名曲4.BLOOD BROTHERS、比較的ストレートな疾走曲5.THE MERCENARY、展開がドラマティックな6.DREAM OF MIRRORS、オリエンタルなムード漂う8.THE NOMAD等の好曲が目白押しの復活作に相応しい作品であり、個人的には現体制となってから発表された作品の中で最も好きな作品であります。