＜商品の情報＞
南京の盲人マッサージ院を舞台にロウ・イエ監督が描く、生きることの希望と絶望を凝視する衝撃作

己の"美"に嫌気がさした女、"美"に執着する男、欲望の中で己を失う男――
観る者の価値基準を大きく揺さぶる衝撃作。日中共同製作『空海-KU-KAI-』(チェン・カイコー監督)の主演に抜擢された中国映画界、注目の新星ホアン・シュエンが、物語の中心となる青年を熱演。
2017年1月14日日本公開作品

☆ロウ・イエ監督が中国20万部のベストセラーの原作小説を映像化!

＜あらすじ＞
シャー(チン・ハオ)とチャンが経営する南京のマッサージ院では多くの盲人が働いている。若手のシャオマー(ホアン・シュエン)は、幼い頃に交通事故で視力を失った。医師の診断は「いつか回復する」というものだったが、その日は一向にやってこない。生まれつき目の見えない院長のシャーは結婚を夢見て見合いを繰り返すが、視覚障害者であることが理由で破談してしまう。それでも懲りずにパートナーを探し続ける明るい男だ。客から「美人すぎる」と評判の新人ドゥ・ホン(メイ・ティン)もまた、生まれつき目が見えない。彼女は自分にとって、何の意味のもたない"美"に嫌気がさしていた。そのことを耳にしたシャーは、彼女の"美"が一体どんなものか知りたくて仕方がなくなる。そんなマッサージ院に、シャーの同級生ワン(グオ・シャオトン)と恋人のコン(チャン・レイ)が駆け落ち同然で転がり込んできた。まだ幼さの残るシャオマーは、コンの色香に感じたことのない強い欲望を覚えはじめる。ある日、爆発寸前の欲望を抱えたシャオマーを見かねた同僚が風俗店へと誘った。そこで働くマン(ホアン・ルー)と出会いによって、大きく動き出した運命の歯車。己を見失いもがき苦しむ中で見つけた一筋の光とは…。