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この夜を越えたら、きっと希望が待っている―
直木賞候補の傑作ヒューマンドラマ
伊吹有喜の同名小説『ミッドナイト・バス』(文春文庫刊)を完全映画化!

★劇場スマッシュヒット!直木賞候補の傑作ヒューマンドラマ、同名小説『ミッドナイト・バス』を完全映画化!
第27回山本周五郎賞と第151回直木三十五賞の候補となった伊吹有喜による同名小説を、「ネプチューン」の原田泰造主演で映画化。監督は、直木賞作家・佐藤正午による同名小説の映画「ジャンプ」(2004年)で絶賛された竹下昌男。両者が再びタッグを組み、新潟と東京を結ぶ深夜バスの運転手を主人公に、家族の絆の再生を描いたヒューマンドラマの傑作がここに誕生した!

★豪華多彩な実力派キャスト・スタッフ陣が集結!
主演は、俳優としても活躍著しい原田泰造。関越トンネルを挟んで「父性」と「男性」を往ったり来たりする難しい役柄を見事に演じきっている。主人公の元妻・加賀美雪に、山本未來。かつて残してしまった子どもへ負い目を感じつつも利一の優しさに心乱れる元妻を熱演。また演技派女優・小西真奈美が、ひたむきに利一を想う天真爛漫な恋人・志穂を切なく演じている。幼い頃置き去りにした母を許せず葛藤する兄妹を、七瀬公、葵わかなが好演している。そしてベテラン・長塚京三が、認知症を患う美雪の父・山辺敬三役で存在感を発揮している。
監督は、東陽一、藤田敏八、大林宣彦、原田眞人、エドワード・ヤン、根岸吉太郎といった錚々たる名匠の作品で助監督経験を積んできた竹下昌男。自身の長編映画初監督作品にして原田の初主演映画『ジャンプ』以来、原田とは2度目のタッグとなる。音楽は『北のカナリアたち』で第36回日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞したヴァイオリニスト・川井郁子が担当。撮影は、ほぼ全編新潟ロケを敢行。白鳥の郷や雪景色など、新潟の美しい風景が刻まれている。
実力派キャスト・スタッフが精魂込めて制作された本作は、その内容の良さが口コミで広がりリピーターが続出!

★封入特典
ロケ地である新潟の地元新聞の記事アーカイブ、特集新聞にのみ掲載された番外編小説「夜明けの風景」を収録。その他、ロケ地マップ、レシピに加え劇中に登場するアイドルグループ「マジカルワンダー娘」のグッズ紹介なども盛り込んだボリューム満点のスペシャルブックレット!

＜あらすじ＞
バツイチ中年男の高宮利一は、新潟～東京間を走る長距離深夜バスの運転手。東京で定食屋を営む恋人・志穂との再婚を考えていた矢先、息子の怜司が東京での仕事を辞め、帰ってくる。娘の彩菜は友人とマンガやグッズのウェブショップを立ち上げ、実現しそうな夢と結婚の間で揺れていた。そしてある夜、利一が運転する新潟行きのバスに、十六年前に別れた妻・美雪が乗り合わせる。十六年の長い時を経て、やるせない現実と人生の不安が、再び、利一と美雪の心を近づける。母の出現に反発する彩菜、動揺する怜司。突然の思いがけない再会をきっかけに、停まっていた家族の時間が、また動き出す──。