＜商品の情報＞
さあ、映画を作ろう。それこそが人生だから。

ヌーヴェルヴァーグの申し子ジャン=ピエール・レオー×世界で活躍する諏訪敦彦監督
最高のコラボレーション!

死を演じられないと悩む年老いた俳優。過去に囚われ訪れた、かつて愛した女性の住んでいた屋敷で遭遇する奇妙な体験と、そこに忍び込んだ子どもたちとの映画撮影を通じ、男は忘れかけていた感情を呼び起こし、生きる歓びの明かりが再び灯されていく。
トリュフォー、ゴダールをはじめ世界の名だたる巨匠のリスペクトを集めるジャン=ピエール・レオーが、自身の映し鏡のような老俳優を演じ、最後の代表作と呼ぶにふさわしい、集大成ともいえる存在感を見せつける。海外のキャスト・スタッフで精力的に名作を生み出し、ヨーロッパで圧倒的な評価を受ける諏訪敦彦監督が撮り上げた仏日合作映画。映画の父リュミエール兄弟作品の舞台ラ・シオタで撮影を敢行し、生死の垣根を越え、人生を軽やかに、しかし味わい深く物語る。

＜あらすじ＞
南仏コート・ダジュール。老年の俳優ジャンは、うまく死を演じられないと悩んでいた。撮影が中断されることとなり、ジャンは旧友に会いに行くことにするが、たどり着いたのは、かつて愛した女性ジュリエットの住んでいた古い屋敷。中へ入ると、ジュリエットが美しい姿のまま、幻となって現れる。再会を喜び、彼は屋敷で寝泊まりを始めることに―。ある日、ジャンは屋敷に忍び込んだ地元の子どもたちと出会う。彼らは屋敷を使って映画を撮影しようとしていた。ジャンに興味を持ち、カメラを向け始める子どもたち。「僕たちの映画に出てくれませんか?」ジャンは頑固な態度をとっていたが、次第に心を開きだす。やがて屋敷を貸すこと、映画に出演することを了承したジャンは、「脚本を用意しなさい」と子どもたちに言う。子どもたちは秘密基地で脚本を作り上げ、いよいよ撮影がはじまる―。