＜商品の情報＞
時代劇は、時代を超える。
ひとりの女の姿に、時の流れを想う夜。

＜藤沢周平が残した数多くの時代小説の中から珠玉の作品をリリース＞
下級武士を題材にした武家もの、江戸の町民のひたむきな人生を描いた市井もの、実在した人物や出来事に深く迫る伝記小説など、数多くの時代小説を残し時代を超えて今なお愛され続ける藤沢周平の世界。没後20年生誕90年を迎えて、今なお愛読者が増え続ける中、時代劇専門チャンネルで映像化された【藤沢周平新ドラマシリーズ】より「冬の日」をDVDでリリース!

＜すべての人の心に届く、おとなの男女の再会の物語。＞
主演は中村梅雀。井上昭監督に心酔し、この作品に出演できた喜びを自身のブログにつづるなど、今作への想いも深い。真冬の撮影ながら、真夏のシーンでは実際に降り積もった雪をよけ、ガスバーナーで夏の陽炎を作り出し、腹掛け一枚のこどもたちが階段を走り回るなど、時代劇の伝統的な撮影技術で見事に季節感を作りだした。印象的な菜の花のシーンは、琵琶湖畔の冬に咲き誇る菜の花畑で撮影されている。

＜あらすじ＞
しんしんと冷え切った江戸の町。仕事帰りの清次郎(中村梅雀)は、胴ぶるいしながら家路へと急ぐ。しかし、あまりの寒さに居酒屋へと駆け込んだ清次郎は、そこで働く厚化粧の女に目を留めた。その女は、かつて清次郎が幼かったころ、父を亡くし貧しかった母とともに厄介になった店の娘、おいし(高岡早紀)に違いない。見る影もなくなるほど身を持ち崩した彼女に、これまで一体何があったのか?清次郎の心は揺れていた…。