前作発表後にリズム・ギタリストのピート・サンドヴァルが脱退して4人編成となった、ロサンゼルス出身の正統派ヘヴィ・メタル・バンドによる2枚目スタジオ・フル・アルバムです。オジー・オズボーンやY&Tを手掛けたマックス・ノーマンのプロデュースによりサウンドが洗練された感があります。全体的にザクザクと刻まれるギター・リフが心地良く、デイヴ・プリチャード(G)によるギター・ソロにも耳を奪われます。リフがギャロップする1.LONG BEFORE I DIE、ミステリアスなギター・リフの2.NERVOUS MANといった佳曲も収録されておりますが、いかんせん魅力的な楽曲に乏しいのが難点です。代表曲「MARCH OF THE SAINT」に匹敵する決定的な名曲が存在してほしかったところです。