＜商品の情報＞
近代日本の"青春"を生きた若い獅子たちの反骨の炎とロマン!

明治維新前年のパリ万博、幕府随行員として赴いた会津藩の下級武士・平沼銑次(せんじ)。幕府に対抗し独自に参加した薩摩藩の苅谷嘉顕(よしあき)。万博で出会った架空の2人の生き方を縦糸に、幕末から明治にかけての激動の時代を描く。
山田太一によるオリジナル脚本。テレビ出演を拒んできた菅原文太が初出演し、ロックの旗手・宇崎竜童が音楽を担当した話題作。

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＜あらすじ＞
倒幕をめぐって風雲急を告げる慶応3年(1867)、パリ万国博覧会に幕府は将軍徳川慶喜の弟・昭武を派遣。一方、倒幕派の薩摩はこれに対抗し、独自に使節を派遣した。幕府と薩摩、2つの使節団の間で一触即発の状況の中、会津藩士・平沼銑次と薩摩藩士・苅谷嘉顕は宿命的な出会いを遂げる。帰国後の2人を待ち受けていたのは官軍による江戸制圧という事態であった。故郷を心配した銑次がようやくたどり着いた会津で目にしたのは、祖母と母の自害し果てた姿。会津は官軍に囲まれ必死の抵抗も空しく落城する。銑次は下北半島の斗南でようやく妹・千代たちと再会を果たすが、過酷な北の地は安息の地ではなかった。一方嘉顕は、政府の中枢に仕え新国家建設の理想に心を燃やす。そして時代は征韓論争から西南戦争へと激しく展開していく。