＜商品の情報＞
庭のムササビだけが見ていた、今の日本をはからずも象徴する人間たちの生態観察90分間。どこにもない稀有な笑いと衝撃を体験できる山内ワールドの真骨頂。

★数々のヒットCMを手掛ける鬼才・山内ケンジ監督の新作!
1958年、東京都生まれ。CMディレクターとして活躍する傍ら、2004年から演劇の作・演出を開始。演劇プロデュースユニット「城山羊の会」主宰、すべての劇作・演出を行う。長編3作目となる本作は、2015年に第59回岸田國士戯曲賞を受賞し、名だたる審査員をうならせた稀有な笑いと衝撃を体験できる山内ワールドの映画化であり、真骨頂。いまや"世界が注目すべき次世代映画監督の10人"(VIRIETY JAPAN)と期待される鬼才・山内ケンジ監督の新作!100%不謹慎、安全な場所から富裕層の生態をお楽しみください。

★第59回岸田國士戯曲賞受賞作『トロワグロ』を完全映画化!
2014年、下北沢の小劇場ザ・スズナリで上演された舞台『トロワグロ』。公演時と同じキャストで自ら完全映画化し、他に類をみない＜ワンシチュエーション会話劇＞となっている。今の日本を象徴する人間たちの生態観察90分間を、ムササビ目線でお楽しみください。

★豪華多彩な実力派キャスト陣が集結!
出演には、山内作品の絶対的ミューズの石橋けい、大人計画の舞台の他、CMやTVの記憶も新しい平岩紙。紅2点を囲む男性陣に、古屋隆太、岩谷健司、師岡広明、岡部たかし、橋本淳といった実力派俳優が集結。100%毎回与党に投票する7人が繰り広げるテラスでの90分をお楽しみください。

＜あらすじ＞
それは、笑い声がさざめくいつものパーティのはずだった。東京近郊、とある豪邸のテラスで、富裕層が集まる宴がそろそろ終わりの時間を迎えようとしている。しかし、人々には帰れない理由があった。透き通るように色白の女性、はる子(平岩紙)。彼女の白い腕のまわりには、まるで蛾のように男達がよってきては離れない。豪邸の持ち主である専務(岩谷健司)とそのイケメンの息子(橋本 淳)、エリートだけどたぶん童貞の会社員(師岡広明)に、胃を切り取ったばかりの中年男(岡部たかし)、そして、グラフィックデザイナーである彼女の夫(古屋隆太)。さらには、そんな男たちを冷めた目で見つめ、はる子に嫉妬の炎を燃やす美しい専務夫人の存在(巨乳)(石橋けい)。それぞれの妄想を胸に秘めたパーティの出席者たちが、たわいもない会話を繰り返すうちに導き出す、とんでもない結末とは。