＜商品の情報＞
恋に戦争(ケンカ)にアペリティフ――異人坂あたりが騒がしい。

●監督・脚本は大森一樹。数々の映画を世に送り出した大森監督が、地元・神戸で撮影した意欲作!
●原作は、芥川賞作家で「泥の河」「螢川」「優駿」「ドナウの旅人」など数多くの名作を執筆し、たくさんの読者を魅了してきた神戸出身のベストセラー作家・宮本輝の同名小説。
●ヒロインを演じるのは、古手川祐子。青年画家には、今やベテラン俳優の高嶋政宏。謎を秘めた美女・美沙は、桜田淳子が演じている。
●物語の舞台は神戸。異人坂、洋館、中華街、波止場など、異国情緒あふれる港町を舞台に、女と女、そして男と女の＜熱いドラマ＞がくり広げられる。
●特製ブックレットには、今回新たに実現した大森一樹監督のインタビューも掲載!

＜あらすじ＞
神戸の老舗フランス料理店・アヴィニヨン――夫を亡くした後の4年間、若き女主人・甲斐典子は懸命に働き、店を切り盛りしてきた。心の支えは、夫の死の直前、偶然二人で買い求めた一枚の油彩画＜白い家＞。その画が、レストラン・アヴィニヨンの中心を飾っている。そんなある日、一人の青年画家・高見雅道がアヴィニヨンを訪ねてきた。自らの個展を開くために＜白い家＞を貸して欲しいという。ためらいながらも画を貸してしまった翌日、典子のもとに東京の高見から意外な連絡が来る。画の裏に、亡き夫・義直の手紙を見つけたというのだ。東京に駆けつけた典子の前に、その手紙は衝撃的な告白を告げていた。夫には隠し子がいるかもしれない、というのだ……。