＜商品の情報＞
醒めない夢を見るために、映画を撮り続けよう――。
「夢の映画」をめぐる、ささやかな恋と無限の映画の物語。「今日、一緒に花火大会に行きませんか?」

世界中が絶賛する韓国インディーズの雄が贈る、映画についてのリトル・ナイト・ファンタジア

世界から注目を集める俊英チャン・ゴンジェの長編第三作は、河瀬直美プロデュースのもと奈良県で撮影された、映画を巡るファンタジー。

韓国から奈良県五條市にやってきた映画監督テフンは、助手兼通訳のミジョンと共に、観光課の職員タケダの案内で町を歩き、さまざまな人と出会い、いろいろな話を聞く。そして、花火大会の夜に不思議な夢を見て……。
映画は、次回作の構想を練る映画監督の話と、若い男女の淡いラブストーリーの二部構成になっており、ふたつの世界を同じ俳優陣が演じわけている。それぞれの世界がモノクロとカラーで描きわけられている点にも注目だ。出演は、キム・セビョク、岩瀬亮、イム・ヒョングク、康すおん。

映画監督の夢の映画とは何か。トリュフォーの『アメリカの夜』など映画製作の舞台裏を描いた名作群に連なる、新たな傑作の誕生だ。

＜あらすじ＞
第1章
韓国から奈良県五條市にシナリオ・ハンティングにやってきた映画監督のテフン。彼は日本語を話す助手のミジョンと共に、観光課の職員タケダの案内で町を訪ね歩く。古い喫茶店、廃校、一人暮らしの老人の家……インタビューを通し、寂れゆく町にも人々の営みを感じたテフンは、旅の最後の夜に不思議な夢を見る。目覚めたとき、窓の外には花火があがっていた…。

第2章
韓国から奈良にやってきた若い女性ヘジョン。彼女は五條市の観光案内所で知り合った柿農家の青年ユウスケと共に、古い町を歩き始める。ユウスケは徐々に彼女に惹かれるようになり…。