＜商品の情報＞
縞の着流し腰にドス 二つ並んで心は一つ だが、斬らねばならぬ のっぴきならねえ義理のため 因果な稼業でござんすねぇ。
義理に追われて旅から旅へ どこで果てるか知らねぇが また血に濡らす唐獅子牡丹

眼を射るような鮮やかな唐獅子牡丹の刺青、あの名調主題歌!高倉健ならではのあの任侠世界、男・花田秀次郎が情感豊かに躍る大ヒットシリーズ第八弾。

高倉健を中心に、池部良、松原智恵子、シリーズ二度目の出演となる松方弘樹、そして鶴田浩二という豪華キャストの結集で、任侠の世界に生きる男と男、男と女の"情"を見せ場に、一匹狼・花田秀次郎の義理に生きる姿をたっぷり魅せる任侠ロマン巨篇。(昭和46年10月公開 東映東京作品)

＜あらすじ＞
前橋の黒田一家に草鞋を脱いだ一匹狼の渡世人・花田秀次郎は、一宿一飯の義理から風間文三という黒田一家の若衆を追って金沢へとやってきた。文三は一家と対立する博徒一家の親分を斬るために旅に出たのだが、黒田親分の女房おみのがかつて恋仲だった文三の後を追って逃げたことから黒田の怒りを買い、秀次郎に二人を連れ戻すよう命じたのだった。その頃、金沢では、ある工事権を巡って地元の三州政治一家と稲葉寅松一家が対立。稲葉一家に草鞋を脱いだ秀次郎は、再び争いの渦中に巻き込まれていく。そんな中で、昔の恋人・加代と再会した秀次郎。だが彼女は、秀次郎が斬らねばならぬ男・三州政治の女房となっていた。一方、文三とおみのもまた、非情な渡世の波に呑みこまれていく──。