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ヌーヴェル・ヴァーグの精神的父親メルヴィル監督×J=P・ベルモンド主演の秀作が4Kリストア版で初Blu-ray化!
ドイツ占領下のフランス。無神論者の未亡人バルニーは若き神父モランに心を惹かれて行く…。

◆ジャン=ピエール・メルヴィル監督の日本未公開作。メルヴィル監督は、『いぬ』(63)、『サムライ』(67)等、犯罪映画の名手として知られるが、デビュー作『海の沈黙』(47)を初め、『恐るべき子供たち』(50)等、人間性を深く掘り下げたドラマにも優れた作品がある。本作もその1本。
◆2017年が生誕100年にあたるジャン=ピエール・メルヴィル(1917～1973)は、第2次大戦から復員後、自分のプロダクションを作り、それまでの型にはまったフランス映画とは異なる自由な映画を低予算の自主製作で作り始めたところからヌーヴェル・ヴァーグの精神的父親と呼ばれている。本名はジャン=ピエール・グランバック。メルヴィルの名は「白鯨」のアメリカ文学の作家ハーマン・メルヴィルに由来する。
◆メルヴィルを尊敬するゴダールは、監督デビュー作『勝手にしゃがれ』(60)に、インタビューを受ける作家パルヴュレスコの役でメルヴィルを特別出演させている。
◆バルニーを演じるエマニュエル・リヴァは、『二十四時間の情事』(59)のヒロインで知られる女優。日本映画『栄光への5000キロ』(69)にも出演している。

＜あらすじ＞
第2次大戦中、ドイツ占領下のフランス。無神論者の若い未亡人バルニーは、カトリックの若い神父モラン神父と出会い、次第に心を惹かれて行く…。