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"淡々と詩的に描かれながらも、骨の髄まで震撼させる問題作"- LOS ANGELES TIMES

本作は、テレンス・マリック(脚本/監督)による3つの重要な作品の第1作目(後の2作は1978年の『天国の日々』と1998年の『シン・レッド・ライン』)で、1958年にアメリカ中西部で実際に起きた無差別連続殺人事件がモデルとなっている。
マリックが想像力豊かに変容させた物語は、日常から疎外された人間を挑発的に描きながらも魅惑的だ。美しいカメラワークと印象的な演技が光る『地獄の逃避行』は、その終着点まで観る者を惹き付けてやまない。