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ニューシネマが描いた20年にわたる2人の男の愛と性の遍歴。初Blu-ray化!

●マイク・二コルズ監督が男性の愛と性を赤裸々に描いた作品、初Blu-ray化!
マイク・二コルズは、元は舞台の演出家だったが、監督2作目の『卒業』(67)が、大ヒットした上にアカデミー賞監督賞を受賞して、一躍脚光を浴びた。新鮮な映像感覚と従来のアメリカ映画のヒーローとは異なる男性が主人公の当時のヒット作は"アメリカン・ニューシネマ"と呼ばれ、『卒業』もその1本に数えられた。『愛の狩人』は、そんな"ニューシネマ"を代表する監督だった二コルズ監督が、20年にわたる2人の男性の愛と性を、かつてない大胆さで描いて話題となった作品である。

●主演はジャック・ニコルソンとアーサー・ガーファンクル
ジョナサン役のジャック・ニコルソンは、今やハリウッドの大御所的存在の名優であることはご存知の通り。サンディ役のアーサー・ガーファンクルは、ヒット曲「サウンド・オブ・サイレンス」で知られる人気デュオ〈サイモンとガーファンクル〉のアート・ガーファンクル。1970年にコンビを解消するが(82年に再結成)、解散と同年、俳優として映画デビュー。

●共演はキャンディス・バーゲンとアン=マーグレット
女子大生スーザン役のキャンディス・バーゲンはモデル出身のクール・ビューティ。卒業後、ジョナサンがその肉体に溺れるグラマー、ボビー役は、60年代のセックス・シンボル、歌手でダンサーで女優のアン=マーグレット。さらに中年になったジョナサンが買う娼婦ルイーズ役のリタ・モレノにも注目。

●ハリウッド映画のタブーを破る表現
ハリウッド映画で初めてセリフで"FUCK"という卑語を言わせた二コルズ監督だが、『愛の狩人』でもハリウッド映画で初めてセリフで"CUNT"という言葉を言わせており、また初めてコンドームを画面に登場させた映画とも言われている。そもそも原題"CARNAL KNOWLEDGE"からして、卑語ではないが「性交」という意味。

＜あらすじ＞
1940年代。ニューイングランドの名門大学に学ぶ学生、ジョナサンとサンディは、男子寮のルームメイトだった。明るく積極的なジョナサンと内気なサンディは、性格は正反対だったが気の合う親友だった。サンディは、ダンスパーティで知り合った女子大生スーザンと苦労の末、デートまで漕ぎつける。サンディから彼女の話を聞いたジョナサンは、彼に内緒でスーザンとデートを繰り返す。そして遂にスーザンはジョナサンに体を許してしまう…。