＜商品の情報＞
いま、私たちが失ってきたものを、見つめ直すときがきているような気がする……

1986年放送の大河ドラマ「いのち」が初映像商品化!

私の母はね、無医村で医者にも診てもらえずに、苦しみながら死んだの。
だから私、医者になったの。
津軽に骨をうずめるつもりなの。
津軽を離れることはできないの。

終戦から現代(当時)に至る日本の戦後40年の歩みを時代背景に、女医・岩田未希が妻・母・嫁としての葛藤を抱えながら、医療に情熱を燃やす人生を描く、橋田壽賀子のオリジナル脚本による大河ドラマ。

この作品は現在ではふさわしくない表現がありますが、オリジナルを尊重し、放送のままを収録しております。
一部古い映像素材に起因する映像のキズ、色合いの不良、音声ノイズ等があります。
ビデオグラムは放送時とは異なる箇所があります。あらかじめご了承ください。

＜あらすじ＞
【前編】昭和20年8月18日、終戦の3日後。焦土と化した東京から逃げだす人たちを満載した貨物列車で、高原未希(三田佳子)と空襲で脚を怪我(るび:けが)した妹の佐智(石野真子)が、故郷津軽に帰ってきた。二人は、迎えにきた小作農の岩田剛造(伊武雅刀)に伴われ、便利屋の八木金太(吉幾三)の馬車に乗って、高原家に着いた……。

【後編】結婚半年で、仕事と家庭の両立の難しさに直面し、未希は剛造との離婚まで考えた。しかし、周囲の理解と協力により、再び診療所の仕事に打ち込めることになった。未希は、今より充実した医療ができる、新しい診療所に建て直そうと、意欲を燃やしはじめる……。