＜商品の情報＞
巨匠・小林正樹監督の幻の傑作
死期を迎えた初老の男の死生観を描いた200分の超大作

井上靖の同名小説を原作に、不治の病に侵された初老の社長が、ヨーロッパを旅していく中で生と死を見つめ直すさまを描いた全8話のTVドラマを、劇場用映画として再編集。そもそもTV嫌いを公言する小林正樹監督は、最初からこれを映画として劇場公開することを想定しながら撮影を敢行していた。

■生誕100周年! 世界が認め、国内での再評価の機運高まる巨匠・小林正樹監督の松竹時代の作品をリリース
■フランス(パリ、ブルゴーニュ)、スペイン(グラナダ)に長期ロケ敢行。対する日本の家屋や長野の風景描写の美しい様。
■旅先で突然告知された不治の病。仕事しかしてこなかった男の限りある生に対する葛藤を、名優・佐分利信が圧倒的な存在感で演じる。
■「恋慕」と「死」の二役を演じる岸恵子(現: 惠子)を始め、脇を固める史上の名優たちの競演。
■ニューHDマスター仕様

＜あらすじ＞
仕事一筋に生きてきた一鬼建設社長の一鬼太治平は、久々に仕事を離れてヨーロッパ旅行に旅立つが、やがて体の異変に気づき、医者に診てもらったところ、ガンであと1年の命であることが発覚する。真相を隠しつつ、一鬼はブルゴーニュ地方のロマン寺を見物するが、そこにはパリで出会った美貌の日本人女性マルセラン夫人もいた。その頃、彼の目の前に夫人そっくりの喪服の女性が現れては、内面の対話を交わすようになっていた・・・。