史上最も成功したソロ・アーティストにして「ポップスの女王」と呼称される米国の女性シンガーによる前作「MADONNA」の成功を受けて'84年にサイアー・レコードから発表されたセカンド・アルバムです。プロデューサーにはCHICのギタリストにしてデヴィッド・ボウイやジェフ・ベック等を手掛けたナイル・ロジャースを迎えています。エロティシズム溢れるアルバム・ジャケットが物議を醸し出しましたが、アルバムは全米1位を記録、全世界で2千万枚以上を売り上げる大ヒットとなりました。リズミックでキュートな全米2位を記録の1.MATERIAL GIRLとシンセ・ベースを主導としたリズムがキャッチーな全米1位を記録の3.LIKE A VIRGINという2大名曲が収録されており、他曲よりも抜きん出た存在となっていますが、スタッカート気味な透明感のあるキーボード・サウンドが印象的な2.ANGEL、軽快なエレクトロ・ポップ曲4.OVER AND OVER、ロジャースのギター・ソロが冴える6.DRESS YOU UP、ドゥーワップやサックス・ソロを取り入れた7.SHOO-BEE-DOO、哀愁漂うメロディの8.PRETENDER、シャッフル調の9.STAYも好曲です。異色のバラード5.LOVE DON'T LIVE HERE ANYMOREはローズ・ロイスのカヴァー。