＜商品の情報＞
実に奇妙な感じのする作品。中世的なゴシック趣味と、近世的なメカ好みが組み合わさって独特の世界を構成している。
沈鬱な美を湛えた美術、緻密に計算された音楽が、いっそうこの作品を印象深いものにしている。ある意味で、最もアニメーション的と言える作品のひとつ。

＜あらすじ＞
ジャクがプー公やチュウ公を自動車に乗せて森の中を走っていると変な女の子がヘリコプターにのって飛んできて、乗りたくないかと言う。乗ってやってもいいと、後ろにまたがると、ヘリコプターはそのまま悪魔の城へジャックたちを運んでいく。魔女グレンデルの城だ。彼女は子供たちを集めて、それを悪魔にする気なのである。ジャックをさらった変な女の子キキも、グレンデルによってこき使われる悪魔の一人だっのだ。ジャックは骨製のオートバイにのって城を逃げ出し、追ってきたキキを濠に隠れてやり過ごすと、家に帰った。が、そのままではすまない。ジャックが家で寝ていると、キキが飛行機でやってきて、なんと家ごと釣り上げて城へ運ぼうとするのである。しかし、この計画もジャックの抵抗で終わり、飛行機は墜落してジャックはまたも濠の中に放り出されてしまう。ともあれ、悪魔にされてしまったチュウ公を救出しなければならない。ジャックたちは城に乗り込み戦いが始まる。でひょんなことから悪魔の水晶玉が壊れて、グレンデルは正体を現わし、脱出に失敗して滅びてしまう。魔法がとけて、キキもチュウ公も、子供たちみんながもとに戻る。