＜商品の情報＞
「終わらない青」「体温」など数々の問題作を世に送り出してきた緒方貴臣監督が社会の暗部を抉る!
「大阪2児放置死事件」を基に、"育児放棄"という名の殺人、家庭という密室の悲劇を描いた衝撃作!!

孤独が、母を追いつめる

幼い子供2人と暮らす、シングルマザーの由希子。"良き母"であろうと、労働、家事、育児に勤しむ。しかし、やがて直面する困窮、孤立、そして誘惑。母が逃避に陥ることで始まる、子供たちの悲劇とは・・・

■「冷たい熱帯魚」「凶悪」など、実在の事件を扱った邦画作品には、大ヒット&話題作が多数!
園子温監督作品「冷たい熱帯魚」(埼玉愛犬家連続殺人事件)、「凶悪」(ノンフィクション小説『凶悪 -ある死刑囚の告発-』)、「恋の罪」(東電OL殺人事件)、是枝裕和監督作品「誰も知らない」(巣鴨子供置き去り事件)など、実在の事件を基に描かれる作品には、話題性のある大ヒット作が満載!2010年に起きた"大阪2児放置死事件"を基に描いた本作は要注目!!

■過激な内容から賛否両論を巻き起こした映画「終わらない青」など、社会的タブーとされるテーマに挑み続ける緒方貴臣監督の最新作!
監督デビュー作にして沖縄映像祭準グランプリを獲得した「終わらない青」(09)や、ラブドール×青年×キャバ嬢の歪な関係を描いた「体温」(11)など、衝撃的な作品を作り続ける緒方貴生臣監督。静かな映像美で、育児放棄という"社会の隙間にある暗部"を生々しく綴る本作に、心を抉られること間違いなし!

■『子ども虐待のない社会の実現』を目指す市民運動「オレンジリボン運動」の推薦映画!

■2013年11月9日よりK's cinema(東京)、第七藝術劇場(大阪)ほか、全国劇場にて公開!
1年以上に渡り全国各地で上映され、Twitterなどのネット媒体を中心に話題沸騰!!東京上映から1年以上を経てからも、千葉県、群馬県など、全国各地にて上映会が開催。本作のテーマのひとつであり、社会問題にもなっている「ネグレクト」(児童虐待や育児放棄)への関心が高まり、ネット媒体を中心に話題を呼び、認知度UP!

■□■ 【大阪2児放置死事件とは】 ■□■
2010年大阪府西区のマンションで2児(3歳女児と1歳9カ月男児)が母親の育児放棄によって餓死した事件。2010年7月30日「部屋から異臭がする」との通報で駆け付けた警察が、死後1カ月ほどたっていた2児の遺体を発見。それまでにも「子供の泣き声がする」という虐待を疑う通報が児童相談所に何度かあったが、事件は発覚しなかった。同日に風俗店に勤務していた母親(当時23歳)を逮捕。母親には、2013年3月に懲役30年が確定した。

＜あらすじ＞
夫の俊也から一方的な別れを告げられた由希子は、離婚後、娘の幸、息子の蒼空とアパートでの新生活を始める。学歴や職歴もない由希子は、医療資格受験の勉強をしながら長時間のパートをし、2児を養うことになる。しかし、経済的なこともあり、友人からの誘いで夜の仕事を始めるが、帰宅が深夜になる事が増え、家事や育児が疎かになっていく。そして、育児からの逃避や寂しさを埋める為に通い始めたホストクラブに、次第に嵌っていく。ある日、由希子は子供たちに食事を作って家を出る。交際を始めたばかりの男性のもとへ、2度と帰らないつもりで―。