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画家、詩人、小説家、劇作家、映画監督・・・、天才ジャン・コクトーの監督デビュー作。
『アンダルシアの犬』と並び称されるカルト映画『詩人の血』

夢と死の世界を縦横無尽に飛び回る詩人の姿を幻想的で先鋭な映像で描き出す。
後の傑作といわれる『オルフェ』(49)や『オルフェの遺言状』(60)の原型とも言える内容で、また『アンダルシアの犬』と並ぶアヴァンギャルド映画の古典として、ニューヨークの映画館で20年以上もロングラン上映が行われたという伝説がある。

全編にわたりコクトーの映像感覚がさえわたり、「フランス映画を語る上でさけて通ることができない作品」と絶賛されている。物語は存在するようで存在しない、まさに実験映画であり、コクトーは本作をを「表情、形式、身振り、音楽、幕数、場所を自由に選び、非現実的な出来事を現実にした記録映画である。」と語っている。