黄金期と呼ばれた第二期メンバーであるイアン・ギラン(Vo)、リッチー・ブラックモア(G)、ジョン・ロード(Key)、ロジャー・グローヴァー(B)、イアン・ペイス(Dr)の5人からなる英国の伝説的ハード・ロック・バンドによるハーヴェスト・レコードから発表された最高傑作との呼び声も高い4枚目スタジオ・アルバムです。バンド自身がプロデュースを担当し、全英4位を記録しました。ラシュモア山国立記念碑をパロディ化したジャケットも有名です。ブラックモアがイニシアチブを握ったことによってアート・ロックからハード・ロックへと変貌を遂げた作品であり、各パートのインプロヴィゼーション溢れるプレイはとてつもない迫力に満ちております。特にギランの超絶シャウトとブラックモア&ロードによるギターとオルガンのバトルには興奮を抑えることができません。ソロ・パートにおいてその強力なバトルを聴かせる1.SPEED KING、フックのあるギター・リフの2.BLOODSUCKER、ギランが凄まじいシャウトを聴かせるドラマティック曲3.CHILD IN TIME、疾走感抜群の隠れ名曲4.FLIGHT OF THE RAT、ヘヴィでブルージーな5.INTO THE FIRE、不協和音的なオルガン・サウンドの6.LIVING WRECK、ギャロップ・ビートに乗せて禍々しいオルガン・サウンドを奏でる7.HARD LOVIN MANと捨て曲はありません。個人的には彼らの最高傑作です。