3曲もの全米1位曲を排出するモンスター・ヒットとなった名盤「TRUE BLUE」発表後の'87年にサイアー・レコードから発表された自身も出演した映画「WHO'S THAT GIRL」のサウンド・トラック・アルバムです。全9曲中4曲がマドンナの楽曲であり、プロデュースはマドンナ自身と前作に引き続いてスティーヴン・ブレイ及びパトリック・レナードが担当しましたが、サウンド・トラックながら全米7位を記録しました。映画の方はゴールデン・ラズベリー賞において最低主演女優賞を受賞してしまうなど評価は散々でしたが、前作収録の「LA ISLA BONITA」の様なラテン調のタイトル曲である1.WHO'S THAT GIRLが全米1位を記録したことで、80年代に6曲の全米1位シングルを排出した初のアーティストとなりました。下降するベースラインが印象的な全米2位を記録のダンサンブル曲2.CAUSING A COMMOTION、しっとりとした曲調の3.THE LOOK OF LOVE、キャッチーでアッパーな7.CAN'T STOPを収録。いずれも楽曲としては少々弱さを感じますが、正規なスタジオ・アルバムでないと考えれば許容できるところではあります。