＜商品の情報＞
巨額の札束を狙う男たち3人が周到に仕組んだ殺意の罠。“遊戯シリーズ”の流れをくんで、アクションの東映が放つハードボイルド野心作。

1979年5月26日日本公開

＜あらすじ＞
ムショ帰りの島、その弟分・ヒコ、一匹狼の滝田という3人の男が金と女をめぐって欲望をぶつけあうアクション。監督の澤田幸弘は本作が東映での初演出。暴力団ノミ屋の襲撃、賭博ツアーのバス乗っ取りと、巨額の札束をめぐるなかで、3人は奇妙な友情で結ばれながらも、両雄並び立たずのたとえのとおり、殺し合いに向かっていく。その様を、澤田監督はユーモアをまじえ、パワフルに描いている。ムショ帰りの島勝男はどでかいヤマを踏むための軍資金を稼ぐために、デパートで爆弾騒ぎを起こし、レジから金を盗んだ。猟銃とピストルを手に入れた島は、アジトの安バー“阿邪馬で弟分の通称ヒコこと石川と、暴力団十日会のノミ屋の金庫襲撃を計画する。だが、既に金庫襲撃の先客がいた―滝田だ。